概要
この検査は、胃痛や胸焼けなどの消化管症状がある場合に、内視鏡(胃カメラ)を用いて検査をし、その結果に基づいて治療法を選択します。
口から内視鏡を挿入し、食道や胃・十二指腸を観察するとともに、必要に応じて粘膜のごく一部を採取し、組織が良性か悪性かを病理診断することもあります。組織を採取する際に、特に痛みなどはありません。検査時間は、概ね10分程度です。
検査費用
食道・胃内視鏡検査(胃カメラ)
保険適用となります。自己負担3割の場合、およそ¥4,500(鎮静剤使用有り)
ピロリ菌検査
胃内視鏡検査でピロリ菌感染が疑われた場合、ピロリ菌検査は保険適用されます。
また、ピロリ菌感染を自己負担で検査することもできます。
血液または尿で検査する場合 :¥2,500
便での検査の場合:¥3,000
呼気での検査の場合:¥5,000
内視鏡検査前日から検査後までの流れ
検査前日
検査前日の夕食は午後8時までとし、それ以降は水分の摂取のみとしてください。(繊維を含むジュースや乳製品は避け、お茶や水程度の摂取にとどめてください)
検査時
検査時は、必要に応じて鎮静剤の注射をすることがありますが、薬剤アレルギーをお持ちの方や、別の病気の治療中の方は、咽頭麻酔剤や鎮静剤・鎮痙剤を使用できない場合もあります。予め問診により確認させていただきます。
検査後
検査後は、しばらくクリニック内でお休みいただきます。バイクや車の運転は検査当日はお控えください。
ご注意
区の検診用紙をお使い頂く場合は、上記の鎮静剤などの薬剤は使用できません。また、組織検査の必要があり、粘膜の組織採取を行なった場合は、別途費用が生じることをご承知おきください。
上部消化管の検査には、他にバリウム検査(造影検査)も有り、病変を見るためには有効な場合もありますが、小さな病気の発見や、より精密な検査という点では、内視鏡検査のほうが優れています。
ピロリ菌検査
ピロリ菌の除菌は胃がん・胃潰瘍を予防します
ピロリ菌に感染していると胃がんになる可能性が増加します。また、親から子に感染する可能性があるため、若いうちに(親になる前に)一度ピロリ菌検査を受け、感染している方には除菌をお勧めします。
ピロリ菌呼気検査(保険適用)
この検査は、体への負担が無く精度が高い検査法です。検査前4時間は、水・お茶以外の摂取はお控えください。
除菌方法
抗生剤を2種組み合わせ、胃薬とともに1週間服用します。概ね2回の除菌で胃の中から完全にピロリ菌を除菌できます。除菌後の再感染率は0.2%と言われており、ほとんどありません。
副反応
抗生剤による一過性の下痢を起こすことがあります。まれに副反応が強く出る場合(血便など)や、ペニシリンアレルギーのある方は発疹が出ることもあります。
高齢者の方で血液サラサラの薬を服用中の方は、ピロリ菌に感染していると胃潰瘍を起こす可能性が増し、出血が止まりにくくなります。したがって、ピロリ菌に感染している場合は除菌をお勧めします。
- 医院名
- 尾野メディカルクリニック
- 院長
医学博士 - 尾野雅哉
- 診療科目
- 内科、消化器内科、肛門外科、乳腺内科
- 住所
- 〒144-0043 東京都大田区羽田2-5-1
- TEL
- 03-6715-1215
- アクセス
- 京急空港線「大鳥居駅」東口より 徒歩5分
京急空港線「穴守稲荷駅」より 徒歩5分
JR蒲田駅東口から羽田空港行きバス15分
「羽田特別出張所」下車徒歩30秒の
バス通りに面しています。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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8:30~12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | - |
15:00~18:30 | ● | ● | - | ● | ● | - | - |
休診日:水・土の午後、日、祝
※水曜日の午後は国立がん研究センター研究所にて研究のため休診です。